小樽市立病院初期臨床研修プログラム

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研修プログラムの名称等

研修の開始時期

令和7年4月1日

研修プログラムの目的と特色

目的

医師として第一歩を踏み出すに当たり、プライマリ・ケアと救急を中心とした基礎的知識、技術、態度などの基本的臨床能力を身に付け、患者の心理的、社会的側面を含む全人的医療を身に付けることを目的としています。

特色

  • 内科研修の期間中に、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科の各指導医による一般外来研修を行うほか、入院患者を診療してCommon Diseaseや診療の多様性を学ぶことができます。
  • 各診療科には研修医が集中しないよう配慮することとし、豊富な症例を経験するとともに多くの技術を習得することができます。
  • 診療科間の垣根が低く、互いに協力しておりますので、診療科の枠を越えた診療を経験することができます。
  • プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身に付けるために、研修医は研修医当直として当直勤務を行い、救急研修に当たります。その際は病院管理当直、ICU当直及びSCU当直として指導医・上級医が常駐しておりますので、連携しながらの対応が可能です(月5回以内)。
  • 研修1年目は必修科目の研修を院内で行い、2年目は院内・院外で希望科を研修できる自由選択の期間を多く設定しています。
  • 初期臨床研修医が学んでおくべき基本的事項について、毎週1回、医師やコメディカルが講師となり、「研修医レクチャー」を開催しています。
  • 臨床研修管理委員会の下部組織として臨床研修推進部会を設け、医師、看護師、コメディカル等のスタッフが臨床研修の実施に係る問題点や改善点について、随時協議・検討を行い、研修の更なる充実を図っています。
  • プログラム責任者による研修医専用相談窓口を設け、随時、相談等を受け付けしています(LINE WORKSによる)。
  • 文献検索は「メディカルオンライン」、「医学中央雑誌」、「Clinical Key」、「Up-To-Date」などが利用できる環境を整えています。
  • 基本的臨床能力評価試験※により、自ら客観的な臨床能力の実力を知り、今後の研修において力を入れるべき分野・領域を把握できるようサポートしています。(※主催:日本医療教育プログラム推進機構JAMEP)
  • 将来の各種専門医取得に向けた学会発表、臨床研究等の指導体制も充実しています(学会・研究会参加費用の病院負担あり)。

研修プログラムの内容

○研修ローテーションの一例
(4週を1ブロックとし、年間52週で13ブロックの研修を行います。〇の数字はブロック数。一般外来の研修日数は目安です。)

研修を行う分野

Ⅰ 必修・選択必修など

  • ア 必修
    1年次(※1):内科(24週)、外科(8週)、救急(12週)、産婦人科(8週)
    2年次:小児科(4週)、精神科(4週)、地域医療(4週)(※2)
  • イ 選択必修(2年次):心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、総合診療科より1~2科(8週)
  • ウ 一般外来:内科、外科、小児科、地域医療のローテーション中に実施。(20日以上)
  • エ その他:基本的な診療に必要な分野・領域に関する研修。(随時実施)~ 感染対策、予防医療、虐待への対応、社会復帰支援、緩和ケア、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、臨床病理検討会(CPC)

(※1 内科は呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、救急は麻酔科での研修となります。また、産婦人科は原則として1年次としますが、研修医本人の希望がある場合、又は研修ローテーション人数が集中しないように調整した場合は2年次とすることがあります。なお、当院は婦人科中心となるので産科研修に関しては北海道社会事業協会小樽病院など協力病院と連携して実施します。)
(※2 地域医療は朝里中央病院、東小樽病院、北海道社会事業協会余市病院、北海道済生会小樽病院から選択します。)

Ⅱ 必修・選択必修以外(自由選択)

院内及び院外の各診療科・分野から32週(8ブロック)を自由に選択することができます。
なお、「臨床研修の理念」にあるとおり、広くプライマリ・ケアの基本的診療能力を身に付けるとともに、将来の専門以外にも広く目を向け、様々な診療科で研修を行うことを推奨しており、同一診療科の研修期間は、大学病院での研修を含め24週(6ブロック)を上限とします。

  • 院内(※3):上記Ⅰの各診療科、糖尿病内科、腎臓内科、脳神経内科(※4)、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科
  • 院外:
    ①札幌医科大学附属病院、北海道大学病院:各診療科(原則として当院での研修ができない診療科に限り12週又は3か月まで。)
    ②地域医療:上記Ⅰの※2に同じ
    ③小樽市保健所:保健・医療行政

(※3 当院の各診療科研修プログラムは後半に掲載しています。なお、診療科や指導医の状況、又は研修ローテーション人数の調整等により、希望科を選択できない場合があります。)

(※4 脳神経内科では指導医の判断により北海道脳神経外科記念病院、北海道医療センターで研修が可能です。)

研修医の処遇

  1. 身分 小樽市立病院医師(常勤)
    ・ 地方公務員法に規定する会計年度任用職員(フルタイム)
    ・ 地方公務員として職務に専念する義務を有する(アルバイトの禁止)
  2. 給与・手当
    1年次:年額 約770万円
    ・固定月例給 ~月額 約50万円(給与、固定手当を含む)
    ・固定期末・勤勉手当 ~年額 約70万円(6月、12月)
    ・変動給※ ~年額 約100万円
    2年次:年額 約890万円
    ・固定月例給 ~月額 約55万円(給与、固定手当を含む)
    ・固定期末・勤勉手当 ~年額 約130万円(6月、12月)
    ・変動給※ ~年額 約100万円
    (※ 変動給は宿日直、時間外業務等(別紙参照)に係るもので、勤務実績により変動するため、直近の実績平均を基に算出した額です。)
    (参考:時間外・休日労働の令和5年度実績~1人当たり平均 約480時間)
  3. 勤務時間 月~金曜日(年末年始を除く) 8:30~17:00
  4. 当直 1か月 3回程度(原則、上限5回)※日直 8:30~17:00、宿直 17:00~23:30
  5. 休暇 年次有給休暇 1年次 10日、2年次 11日
    その他、健康増進休暇等、有給の特別休暇等あり
  6. 保険
    1年次:北海道都市職員共済組合、厚生年金、労災保険、雇用保険
    2年次:北海道都市職員共済組合、公務災害補償基金
  7. 宿舎 借り上げ公宅制 (一部自己負担あり)
  8. 研修医室 あり
  9. 健康管理 定期健康診断 年1回
  10. 病院賠償責任保険 病院において加入(医師賠償責任保険の加入については任意)
  11. 外部の研修活動 学会、研究会等への参加:可(参加費用の病院負担あり(上限あり))
  12. 妊娠・出産・育児に関する取組
    ① 産前・産後休暇(有給):出産(予定)日を基準に、産前8週間(双子等多胎妊娠の場合は14週間)以内、産後8週間の休暇取得が可能
    ② 育児休業(無給):1歳に満たない子を養育するために、育児休業を開始する1か月前までに請求し承認を受けた上で休業が可能              ※保育所に入所できない等やむを得ない事情があれば子が2歳に到達するまで延長可
    ③ 院内保育所の利用:可(夜間保育:有)
    ④ 院内授乳スペース:有
    ※ ①・②の休暇・休業期間は研修の休止期間としてカウントされます。

研修医の募集定員、募集・採用の方法

初期臨床研修医募集要項 をご覧ください

臨床研修病院の年次報告等

医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令(平成14年厚生労働省令第158号)第12条の規定に基づき年次報告等の様式を公表します。(令和6年4月30日時点で届出の内容を含む)

問合せ先:事務課庶務グループ(臨床研修担当)
     TEL 0134-25-1211 内線2804
     Fax 0134-32-6424

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