PRP療法による再生医療

最近、関節が
痛くなり始めた
他の病院の外来治療で
なかなか良くならない
大事な「この」
シーズンを
棒に振りたくない
当てはまる方は再生医療の
適応になる可能性があります
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①最近関節が痛くなり始めたばかりの方

⇒早期である場合はPRP療法の効果が得やすいです。

②他院で手術をするほどではないと言われたが、外来の治療ではなかなか良くならない方

⇒外来治療では良くならないが、手術までには至らないケースは適応になります。

③スポーツをしていて、そのシーズンを棒に振りたくない方

⇒特に学生さんの場合は最終学年での試合が重要かと思います。その時期に手術を受けられない場合に時間を持たせる効果としてPRP療法を提供できることがあります。

PRP療法とは

近年ではテレビCMでも見かける再生医療を小樽市内でも可能となりました。今まで痛みに悩んでいたものがこの治療で緩和される可能性があります。

PRP療法とは、自分の血液中から分離・抽出した血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し、人体に本来備わっている「治る力」を高め治癒を目指す再生医療です。主に整形外科分野、美容分野での治療に用いられています。整形外科分野ではプロスポーツ選手の多くがPRP療法を選択しています。その理由として、肉離れや骨折などの急性のスポーツ外傷を早期に治癒させたり、なかなか痛みの引かない肩や肘、腰などの慢性的なスポーツ障害にアプローチしやすいためです。最近では日本人メジャーリーガーらが肘内側靱帯損傷にPRP療法を行い話題となりました。
スポーツ関連の疾患だけではなく、変形性膝関節症などの慢性化した痛みにお悩みの方にも効果がみられる治療法です。
PRP療法は自分の細胞を使用するため重篤な副作用もほとんどなく、身体の本来持っている自然治癒力を回復させる効果が期待できます。

対象となる疾患と症例

対象疾患:変形性膝関節症等

これまでの変形性膝関節症の治療は、大きく分けると、軽度なら運動療法や薬物療法による保存療法、重度なら手術療法が行われています。軽度であれば、運動療法や減量、消炎鎮痛薬(内服薬・貼付薬)で様子を見ることができますが、その後、病気が進行してくると、消炎鎮痛薬に加えて、ひざ関節内にヒアルロン酸を注射して痛みを和らげる治療がよく行われます。さらに病気が進行した場合には、手術療法となります。 ただ、人工関節置換術をするほど軟骨は減っていないが、保存療法ではひざの痛みがとれない患者さんに対しては、今までには有効な治療法がありませんでした。
PRP療法は関節炎の痛みを緩和することも目指せます。特に膝半月板損傷や加齢・生活習慣による変形性膝関節症に関して、軟骨がすり減ったり、半月板が傷んだりといった症状の進行抑制、痛みを緩和することが可能です。

対象疾患: 肘内側靱帯損傷 、上腕骨外側上顆炎、上腕骨内側上顆炎、足底筋膜炎等

肉離れ(筋不全断裂)や骨折などの突発的に起こるスポーツ外傷、これら急性期の症状は今までの治療でも対応出来るため、時間が経過すれば治ることがほとんどです。しかし、PRP療法を行うことで早期に復帰できる可能性が高まることから、多くのアスリートが治療を受けています。

ゴルフ肘などのスポーツ障害・慢性疾患

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、足底腱膜炎、アキレス腱障害(アキレス腱炎・腱周囲炎)などにもPRP療法は対応しています。これらの症状は、同じ箇所を繰り返し動かすことで、症状が慢性化しているケースもあります。PRP療法を試みることで、本来の自然治癒力を回復させ症状の完治を目指します。

診断・治療の流れ

整形外科外来を受診していただき、PRP療法の適応となるかの確認、治療の説明、検査を行います。
適応となる場合、後日PRP療法の治療を行います。

治療の流れ

採血から治療が終わるまで1時間程度で、日帰りの治療が可能です。

費用等

PRP療法は保険外診療(自由診療)となります。当院では以下のとおり価格を設定しております。
※治療前の診察、検査は保険適応(保険診療)となります。詳細、不明な点は整形外科外来までお問い合わせください。

  • 1部位 43,000円/回 (税込)
  • 2部位 80,000円/回 (税込)
  • 学割(1部位) 35,000円/回 (税込)

    ※夏以降、値上げする予定です。

その他

PRP(Plate-Rich Plasma)治療担当医師・整形外科 佃 幸憲、濱﨑 雅成
※当院は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」において求められる「再生医療等提供計画」に関する届出を北海道厚生局に提出・受理されております(第三種(筋腱) 計画番号:PC1230003/第二種 (関節)計画番号:PB1230002)。 これにより第二種・細胞培養加工物(PRP)の各関節内への投与、ならびに第三種・細胞培養加工物(PRP)の筋肉・腱・靭帯への投与が可能になっております。

問い合わせ先

小樽市内だけではなく、近隣市町村の方、札幌の方も興味がある方は、まずはお気軽にご相談ください。

小樽市立病院 整形外科外来 ㈹0134-25-1211
※お問い合わせは、平日13時から15時の間にお願いします

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