外来化学療法室

 外来化学療法室とは、外来に通院しながら安全にがん薬物療法を行うところです。小樽市立病院では、2014年の新病院移転を機に外来化学療法を開設し、様々ながん薬物療法を行っています。現在の年間利用者数は2000名を超え、看護師4名、薬剤師1名で対応しております。
 室内は10床のテレビ付きベッドを有し、Free-Wi-Fiにも対応しております。さらに陽圧換気システムにより室内の空気の清浄化をはかり治療環境の快適化にも努めております。2022年度からは閉鎖式回路を導入し薬剤の安全な投与体制の整備を行いました。
 令和3年4月1日から小樽・後志地域唯一の地域がん診療連携拠点病院に指定され、外来化学療法室のスタッフは、治療を受けられる患者さんに安全で安心ながん薬物療法を受けて頂けるよう日々努めております。

外来化学療法室
室長 大橋広和

  • 外来化学療法室 看護師
    外来化学療法室で働く看護師は、がん薬物療法を受ける患者さんの薬物の投与およびケアを担当します。患者さんが治療を受けながら自宅でその人らしい生活ができるような支援を心がけています。

 

  • 外来がん治療専門薬剤師
    初回治療時や治療変更時に、「おくすりの説明書」をお渡しして治療スケジュールや副作用の発現時期・対応方法を中心に説明します。2回目以降は患者さんの聞き取りを通して、実際に副作用の徴候がみられるか、副作用を軽減させる薬が必要かといった内容を評価し、必要に応じて医師に処方提案したり、看護師と必要なケアを相談したりします。

開院後からの外来化学療法 実施件数

年度 201520162017201820192020202120222023
総数 96711391388154716781667167723452493

 当院は2014年に市立小樽病院と小樽市立脳・循環器・こころの医療センターを統合して、小樽市立病院としてスタートしました。2015年には967名の方に外来化学療法を実施しました。外来にて化学療法を受けられる患者さんは年々増え、その数は2023年度には約2500名となっております。

外来化学療法で使用される薬剤の内訳

過去4年間の外来化学療法で施行された抗がん薬の種類の内訳です。
従来から使用されていた細胞障害性抗がん薬の使用割合は減少傾向、近年様々ながんに使用できるようになった免疫チェックポイント阻害薬(免疫療法)を併用あるいは単独使用の割合が増加傾向です。

CVポート自己抜針手順

※動画は持続注入ポンプによる薬液注入が終了した後にCVポートからご自身で針を抜く手順の説明です。
当院通院中で、動画視聴後も疑問、不安、気になる点などがある場合は、担当外来または外来化学療法室までお問い合わせください。

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