6月17日(土)、市民公開講座を開催しました

 市民公開講座は、新病院開院後、院内の講堂で行っていましたが、今回は市民センターマリンホールで開催しました。
 講演前には、人数限定で行った健康チェックの整理券を求めた市民の方々が、早くから並んでいました。
 人気の高かった血管年齢チェックは開場とほぼ同時に、あっという間に定員となりました。
 近藤院長の開院挨拶に続き、講演1は整形外科、佃 幸憲医長(専門分野:上肢)による「肩・肘の痛みで悩む方へ~当院でできる肩・肘の痛みに対する最新治療」です。佃医師からは、病院に行ってもなかなか肩の痛みが取れず、「骨は大丈夫なので、様子を見ましょう」と言われても、更に痛みが長引いているときは受診した病院で「骨以外は大丈夫ですか?」と質問するよう心掛けることが大切であると、注意がありました。
 講演2は整形外科、馬場 力哉医師(専門分野:下肢)による「膝の痛み~その原因と治療の実際」で、なかなか治らない膝の痛みは放置せず検査を行い、適切な治療を受けることが大切であるという話のほか、膝が痛い場合の杖のつき方を、医師が実際に舞台上で実技しました。
 講演3は心臓血管外科の中島 智博医長による「正しく理解しよう心臓血管外科疾患」で、普段、重症者しか受診イメージの心臓血管外科疾患の治療範囲の説明を行いました。身近にもよくあり、多くの疾患原因となる動脈硬化は、血管内の壁が厚くなり、薬で再び細くなることはないので、日頃のメンテナンスが重要だということや、かかりつけ医を持ち、自分の病気を早くみつけて治療することが大切で、専門的な治療が必要となった際には、当院のような心臓血管外科の専門医が手術を行う環境の整ったところへの紹介の必要性を説明しました。
 講演後は3演題への質問が会場から寄せられ、座長である消化器内科 有村佳昭主任医療部長の進行のもと各医師が時間の許す限り、回答しました。
 ご多忙の中、多くのご来場ありがとうございました。

 

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