当院看護師が高校でがんに対する授業を行いました

国のがん対策推進計画の3本柱である、「がん予防」「がん医療」「がんとの共生」に、「これらを支える基盤」への取り組みが令和5年に加えられました。その中のひとつである「がん教育」が中学・高校の学習指導要領に取り込まれ、教科書への掲載やがんの授業が本格化し始めました。
「がん教育」は、がんについての正しい理解と、がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通じて、自他の健康と命の大切さについて学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を目的とし、小学校では令和2年、中学校では令和3年、高等学校では令和4年から必修化となっています。
北海道教育委員会では、がん教育の推進を図るため、「がん教育に関する計画=がん教育計画」を作成し、地域の実情に応じた外部講師と連携し、「がん教育等外部講師連携支援事業」を実施しています。
今回、当院のがん相談員(がん化学療法看護認定看護師)の大森幸恵看護師が、北海道教育委員会からの依頼で、令和7年9月22日に小樽潮陵高校定時制1年生(生徒数:9名)に授業(講話)を行いました。
講話の内容は、がんについての知識、治療や治療と仕事の両立支援、緩和ケアに関すること、がん相談支援の実際についてのほか、事前に生徒から送られてきたがんに関する質問にも応じました。
生徒たちは集中して聴講し、がんにする理解を深めることができた様子でした。 同校では今後、今回の講話等で得た知識を基に、ワークショップと小樽市保健所の保健師が、アドバイザーとして講話する予定となっています。

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