中学校でがんに関する講話を行いました
北海道では、がん対策について重点的に取り組む「がん対策推進条例」を制定し、がんの予防に関する正しい知識の普及や、早期発見、早期治療の重要性の啓発を行っています。
その予防対策の項目の中に児童・生徒を対象に、がんに対する正しい知識、がん患者への理解および命の大切さに対する認識を深める「がん教育」が盛り込まれています。
今回は、北海道教育委員会からの依頼により小樽市立西陵中学校にて、当院のがん化学療法看護認定看護師で患者支援センターがん相談員の大森幸恵看護師が「がんという病気について考えてみよう」と題した講話を行いました。
当日、小樽市の最高気温は29度超で、会場となった体育館はさらに暑い中でしたが、参加した2年生は熱心に耳を傾けていました。「がんの予防について、自分のためにできること、家族のためにできることをみんなで考えてみよう」という講師の提案に周りの席の人たちと話し合いました。
講演終了後には「がんになりづらい方法を学べたので、身近にできる解決策を実践していきたい」、「がんは大変だと思う。自分もつらいし家族もつらいのは悲しい」「身近なことで怖いと思ったし、改めて自分の生活の見直しができてよかった」といった声が聞かれました。 講師を務めた大森看護師は「今後もがん教育、啓発のための講演等に協力したいと話していました。