小樽市立病院災害訓練を実施しました

 小樽市立病院は、災害発生時に被災地から傷病者を受け入れるとともに、他の医療機関の医療活動を支援する災害拠点病院の指定を受けていることから、大規模災害時にも病院としての機能が維持できるように、定期的に地震などの大規模災害等を想定した災害訓練に取り組んでいます。
 今年度は、北海道北西沖の沖側と沿岸部2つの震源地によるマグニチュード7超の地震とそれに伴う津波が平日13時に発生し、小樽市内では震度6強の地震、倒壊家屋300棟以上、浸水家屋1,000棟、死者予測100名、負傷者400名、同時に停電が発生、当院は停電により非常時電源の稼働となってはいるものの、それ以外の被害はないという想定のもと、9月14日(土)に訓練を実施したものです。
 当日は、模擬患者役の看護学生や市民の方々をはじめ、小樽市消防本部や病院スタッフなど約250名が参加し、消防本部の救急隊による傷病者のトリアージ 訓練や、院内では搬送患者の診療や受入れ、徒歩などで来院する傷病者に対応し、災害対策本部では小樽市保健所と協働して市内医療機関の情報収集や各部署への指示を行うなどの訓練を行いました。
 ※ トリアージとは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことです。

 当院では、今回の訓練で見えてきた課題や問題点などを整理し、引き続き、実際に災害発生した際に生かせるように、今後、各部門で検討してまいります。
 なお、模擬患者役の看護学生や市民の方々などに対する訓練後の水分補給として、ペットボトル飲料を北海道コカ・コーラボトリング株式会社様よりご提供いただきました。

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