市民公開講座を開催しました

 6月28日(土)、市民公開講座を開催しました。
 2講座を開催したうち1講座目は当院皮膚科の保科大地医長による「帯状疱疹(たいじょうほうしん)について知っておきたいこと」でした。帯状疱疹を知る前に、まずは皮膚についての説明があり、続けて帯状疱疹について、水疱瘡、ヘルペスとの違い、周りの人にうつるかどうか、治療法など、いざというときのために知っておきたい講演内容でした。
 続いての講座は形成外科 今井章仁医療部長による「やけどのお話」で、はじめに一般的にあまり多く知られていない「形成外科」の概要について説明がありました。
 形成外科は戦争で傷を負った多数の人の治療が必要だったことから戦後に誕生した科ということで、体表面の先天的、後天的異常を手術で治すことで、心の傷も治すことから「精神外科」とも呼ばれているそうです。外傷の後遺症、腫瘍の治療、再建、皮膚潰瘍、体表先天異常、美容外科の範囲があり、熱傷時の治療も含まれます。
 やけどについての話は、熱傷面積の測り方、熱傷深度、早期処置、治療、後遺症などについての詳細な講演でした。
 2講座後の質疑応答では、大変多くの質問が寄せられました。
 市民公開講座は年に2回、市民の方々の関心の高い内容を企画し開催しています。次回は10月に病院まつりと同時開催する予定です。詳細が決まりましたら、当院ホームページ、広報おたる等で告知いたしますので、ご確認の上、ぜひご参加ください。

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