12月5日(土)小樽市立病院2階講堂において、市民公開講座を開催しました

 講演1は当院呼吸器内科 夏井坂 元基医師による『よくわかる肺がん講座』、講演2は当院循環器内科 髙川 芳勅医師による『「(意思が)弱くても、(ニコチンに)勝てます」:禁煙のセオリー』の内容で行いました。

120503

 講演1の『よくわかる肺がん講座』では、①肺がんの疫学 ②肺がんについて ③肺がんの検査と診断 ④肺がんの治療 ⑤肺がんの早期発見と予防についての内容でした。
 日頃の通院ではなかなか聞けないような、専門的な内容を一般の方にもわかりやすいように説明し、講座後には聴講者より「肺がんはどこかが痛いという症状はあるのか」といった質問もあり、夏井坂医師からは、「『肺がんの痛さ』に関しては、早期にがんのできる場所によっては胸の痛みが出る場合もあるが、痛みに関しては感じられないことの方が多いです。」と回答がありました。

120501

 講演2の『「(意思が)弱くても、(ニコチンに)勝てます」:禁煙のセオリー』では、喫煙のリスクに関して、これまで一般的に言われているが誤認されていることや、広く周知されていないことを各種データを基に、説明がなされました。

 タバコを起因とする各部位のがんや脳の疾患、健康被害による経済的、精神的損失についてや煙は副流煙の方が有害ということから、受動喫煙の被害、そして禁煙のハードルと思いこまれているものについて解説がされました。

 今回、講演会に参加できなかったが禁煙に興味があるという方は、当院で完全予約制で高川医師の禁煙外来を受診することができますので、そちらにお問い合わせください。

 5年前に開設した禁煙外来を受診された方の禁煙成功率は約7~8割です。

120502

 

呼吸器内科ページ

循環器内科ページ

禁煙外来ページ

 

このページの先頭へもどるicPagetop

À メニュー
トップへ戻るボタン