潮陵高校医学進学希望生徒が研修見学に来院
小樽潮陵高校は道内で9校が指定されている「医進類型指定校」の1校で、医学部への進学を目指す生徒に対し、メディカル講座や地域医療体験事業など医療に関する教育課程の編成・実施を行っています。そのプログラムの一環として2年生6名が当院に研修見学のため来院しました。
病院では施設見学や概要、医事に関する説明を受けた後、放射線室で3T(テスラ)MRIをはじめ、PET-CT、リニアックなど新しい放射線機器の見学、手術室では実際に使用されているガウン、帽子、マスクを着用しての見学、内視鏡室では検査の様子を見学したりトレーニング機で実際に体験してみるなど、生の医療の現場に触れました。
見学後はそれぞれの部門で質疑応答が行われ、「リニアック(放射線治療器)は照射の位置が呼吸でずれないのか」「MRIで鳴っていた音は警告音なのか」など積極的に質問がされました。昼は病院食を試食し、管理栄養士からの説明を受けました。
医局カンファレンスルームでは潮陵高校出身の消化器内科 飯田医師との懇談を行い、医科大学進学時から現在に至るまでの経緯や医師としての日常の時間割や行動などを聞き、生徒からは「医師や病院の存在が身近になり、イメージがしやすくなった」といった感想が聞かれました。