能登半島地震の被災者支援のためDMATを派遣しました

 

 

出発時:並木病院局長が激励

派遣概要

 2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 当院では、1月7日に北海道からのDMAT(第4次隊)の派遣要請を受け、1月9日にDMATチームを派遣しました。
 病院からレンタカーに荷物を積みフェリーに乗船、下船後は石川県の道路状況は損壊が著しく移動にかなりな時間を要し11日に七尾市 能登医療圏DMAT活動拠点本部 (能登総合病院内) に到着しました。七尾市介護老人保健施設 寿老園が建物被害のため、今後施設利用不可となる可能性が大きく、他施設への移送のため、入居者87名のリスト作成と移送優先順位を作成することがミッションとなりました。
 翌日は七尾市内 福祉施設の巡回 (全60施設を10DMATチームで分担)。
グループホームなどの小規模福祉施設は、七尾市の山間部に点在しており、まだ行政の支援が不十分であったため、医療ニーズの確認と必要物資を予め確認し、手持ち資機材あるいは七尾市役所の支援物資配布ステーションから調達して運搬しました。当院DMATチームは、灯油・消毒薬などを届け、その他のチームでは簡易トイレ (ラップポンⓇ ‎日本セイフティー株式会社) やインフルエンザ検査キットやオムツなどを運搬しました。
 支援活動を終了、DMAT調整本部の輪島市役所へ戻り本部長への活動報告後、輪島を後にし、15日午前当院に無事戻りました。
今後も引き続き復興に向けた支援活動を続けていきます。

  • 出動日時:2024年1月9日
  • 派遣隊員:岸川 和弘(医師)、石渡 大輔(看護師)、濱井 優花(看護師)、小笠原 一彦(業務調整員:臨床検査技師)、日下 亮子 看護師(当院DMATとして協定締結)
  • 派遣期間:2024年1月9日~14日
  • 派遣先:七尾市 能登医療圏DMAT活動拠点本部 (能登総合病院内) 、介護老人保健施設 寿老園など

※DMAT(災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team)
医師、看護師、医療職などで構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った専門的な訓練を受けた医療チーム。

活動2日目、小雨降る被災地にかかった、希望の虹

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