防災訓練を行いました
全道火災予防運動期間(4月20日~30日)に合わせ、小樽市消防本部の協力の下、防災訓練を実施しました。
訓練では小樽市内で震度6強の地震が発生したと想定し、免震構造のため建物本体に被害はないが、敷地背面が石垣とともに土砂崩れが起きることを想定。 災害対策本部の設置とともに各部署の被害状況等の把握、指示、報告など災害時に病院として患者受入れ体制に移行できるまでの基本的な訓練を行いました。
小樽市消防本部は、地震を起因とした火災が7階食堂で発生したと想定し、逃げ遅れた要救助者をはしご車で救助、その後、火災が大きくなり隊員1名がロープによる降下で脱出し、火元へ向けての放水訓練を行いました。
騒然とした状況に、偶然通りかかった市民も足を止め、訓練の様子を見守っていました。
訓練終了後の講評では、消防本部より、実際にあった東日本大震災直前の近郊病院での訓練時の状況や、今回の訓練で見えた留意すべき点などが話されました。
これに応え、当院の近藤吉宏院長も、国内外での災害の現況を踏まえ、万が一の際には今日の訓練での留意点を活かしていくこと、日頃から防災を意識し病院運営を行っていくと結びました。