当院FLSチームで第27回日本骨粗鬆症学会学術集会に参加しました
2025年9月12日から14日にかけて幕張メッセ国際会議場で開催された「第27回日本骨粗鬆症学会学術集会」に、当院から11名の医療スタッフが参加し、研究成果を発表いたしました。本学会は骨粗鬆症の診療や二次性骨折予防に関する最新の知見が集う学術的に極めて重要な場であり、全国各地の医療者と活発な議論を行う貴重な機会となりました。今回の参加を通じて、他施設の先進的な取り組みや発表に触れることができ、当院の今後の診療に直結する多くの学びを得ることができました。また、各病院さまざまな取り組みをしており、他病院スタッフとの交流は非常に有意義であり、臨床や地域医療に還元すべき多くの意見交換をしました。特に小樽・後志地区における二次性骨折予防や骨粗鬆症診療のさらなる充実に向けて、当院としても一層の努力を重ねる必要性を強く感じております。他施設の発表は私たちに大きな刺激を与え、次なる発表や研究への大きなモチベーションとなりました。今後も学会活動で得られた成果を日常診療に活かし、地域の患者さんへより質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。ちーば君とも写真をとれました。
(文責:整形外科 主任医療部長 佃 幸憲)
発表演題
- 畑 知見 (看護部 外来看護師)
骨粗鬆症マネージャーによる介入が自己注射治療導入率、継続率へ与える効果の検証 ーアバロパラチド導入前の介入/非介入に着目してー - 佐藤 慎太郎(看護部 病棟看護師)
大腿骨近位部骨折患者に対する入院中歯科連携重要性の検証 ー歯科・口腔外科がない当院での工夫ー - 満田 諒(看護部 病棟看護師)
重症骨粗鬆症を伴う大腿骨近位部骨折患者の適切な治療継続に向けた課題と対策 - 遠藤 智康(医療技術部 リハビリテーション科 理学療法士)
初発骨折の大腿骨近位部骨折患者の高齢者・超高齢者における筋量の特徴 ーAIを用いた筋体積の定量評価による検証ー - 赤井畑 朱里(医療技術部 リハビリテーション科 作業療法士)
高齢者における握力と下肢筋体積との相関の検証 ~人工知能を用いた三次元解析による検討~ - 本間 優斗(医療技術部 放射線室 臨床放射線技師)
大腿骨近位部骨折患者の下肢骨格筋と大腿骨近位部骨密度の関連性について ーAIによる骨格筋3D解析を使用した検討 ー - 佐々木 斐名(医療技術部 放射線室 臨床放射線技師)
骨粗鬆症検査数増加へ向けたOLS活動 ー診療科間連携に着目してー - 青山 博香(初期研修医)
橈骨遠位端骨折に対する当院骨折リエゾンサービス有用性の検討 ー骨粗鬆症治療必要性の考察ー - 髙橋 練也(整形外科医師)
上腕骨近位端骨折に対する当院骨折リエゾンサービス有用性の検討 - 小泉 航洋(整形外科医師)
当院の人工膝関節置換術施行患者における骨粗鬆症 - 岡田 晴貴(婦人科医師)
当院婦人科の骨粗鬆症診療の現状と骨粗鬆症リエゾンサービスとの連携の有用性

