単回使用医療機器の不適切な使用について

 このたび、小樽市立病院において、単回使用医療機器を消毒のうえ再使用していた事実が明らかになりました。

【事案の内容】

 脳神経外科手術において、運動神経機能障害のリスクを回避又は軽減する目的で、術中運動誘発電位モニタリングを実施するケースがあり、その際、電極を頭部(皮膚)に固定するため、「スキンステイプラー(縫合器)」を使用しております。
 平成28年8月以降、術中一部の患者さまに対し、単回使用医療機器である「スキンステイプラー」本体を消毒した上で再使用したことが判明いたしました。

【現在までの対応】

 当院では、再使用の事実が判明した平成30年4月23日以降、「スキンステイプラー」を再使用しておりません。
 また、再使用の可能性のある48名の患者さまにつきましては、既に当院から文書をお送りするとともに、状況を説明し謝罪させていただいております。今後、患者さまのご協力をいただきながら、感染症の有無を確認するなどの調査を行う予定です。
 本日時点で当院からの文書又は電話連絡のない方については、「スキンステイプラー」の再使用の事実はありませんので、ご安心いただければと思います。

 今回の事案を受け、過去に遡って確認しておりますが、現時点では同様のケースは確認されておりません。

 このたびは、患者さま、ご家族さまはじめ関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけし、市民の皆さまの信頼を損ねることとなったことにつきまして、深くお詫び申し上げるとともに、今後、単回使用医療機器の適正な執行を徹底してまいります。

 

平成30年5月23日              

                                                                     小樽市立病院
                               院長 近藤 吉宏

 

                  【問い合わせ先】
                 小樽市立病院事務部
                  次長 佐々木
                 電話(0134)25-1211 内線2030

 

                                                                             

このページの先頭へもどるicPagetop

À メニュー
トップへ戻るボタン