先輩からのメッセージ
令和6年3月卒業生 (第54期生)
私は樽看を卒業後、心臓血管外科・循環器内科・腎臓内科の混合病棟で働いています。急性期から慢性期までの患者さんが入院しており、常に患者の変化を捉える観察力や、適切で素早い行動力が必要になります。初めての急変対応の時は、自分は何もできず知識不足や行動の遅さに落ち込み、看護師として頑張っていけるか不安な日々もありました。それでも周りのスタッフのたくさんの支えやご指導があり、今は自分にできることは何か、何を優先すべきなのかなどを考えながら、日々努力して患者さんと向き合っています。学生の頃に想像していた看護業務よりも忙しく、「患者さんに寄り添う」という自分が思い描いていた看護ができていないと感じる日もありました。しかし患者さんから「あなたの顔を見ると元気になれるわ」と言ってもらえたり、先輩看護師からは「あなたが患者さんと話している時、患者さんがすごく楽しそう」などと言ってもらえることがあります。こうした言葉が励みになり、今は看護師として働くことが楽しく、充実した毎日を送っています。
私にとってこの樽看で出会った仲間は大切な存在であり、今でも定期的に同期で集まっては悩みを相談し合ったり、互いに目標を共有したりなど切磋琢磨しています。また教員の方からご指導いただいた知識や技術は、今でも私の看護師としての基礎になっていますし、励ましていただいた言葉は今でも辛いときには思い出して救われています。樽看で過ごした3年間は今でも私の看護師としての支えとなっており、看護師としての知識や技術だけではなく、人間として成長できた気がします。
現在は新たな看護師が入職してきて、自分は入職2年目となりました。後輩には自分が経験してきた苦悩や喜びを活かして、患者さんと関わる楽しさや、仲間と協力する達成感など、看護師としての楽しさを自分なりに伝えていきたいです。
樽看に入学を目指している皆さん、今後一緒に働ける日を楽しみに待っています!!
令和6年4月入学生(第57期生)
私は母が看護師ということもあり、保育所時代から看護師になりたいと思っていました。親しい先輩が本学院に通っていたため、紹介を受け、本学院を受験することを決めました。
解剖生理学や基礎看護技術など専門的な講義が始まり、聞いたことのない単語や、使ったことのない表現の言葉が飛び交う毎日で不安がいっぱいでした。しかし、茶話会などで先輩と関わる機会があり、テストのことや実習のことなどを聴くことができ、過度に緊張感を持ちすぎずに学校生活を送ることができました。また、日々講義の中で専門用語に触れているうちに自然と身についてきました。医師・看護師・薬剤師など現役で活躍している方々の講義では、実体験や仕事の様子を交えながら講義をしてくださるため、教科書では理解するのが難しいことでもイメージしやすいです。また、グループワークもあり、自分一人だけの考えではなく、グループ内での様々な意見が参考になり、学びも深まります。
初めての実習では、患者さんとの接し方、実習記録の書き方などわからないことがたくさんあり不安でした。しかし、実習前に3年生から体験談を聴いたり、アドバイスを聴けるナラティブがあるため、思い切って実習に臨むことができました。たくさん患者さんのお話を聴くことができて、10日間と短い期間の実習ですが、患者さんのためにもっと知識をつけよう、できることを増やそうと思える実習になり、自分を見つめなおす機会にもなりました。また、患者さんからの「ありがとう」「頑張ってね」という言葉が励みや、モチベーションにつながっています。
本学院は各クラス30人前後でほかの学校と比べると少ないかもしれませんが、その分クラス内や先生方との関係も深まり、お互いに支え合って頑張っていける学校です。先輩との交流もしやすく、同じ階にいるため一人で悩んだりせず、相談しやすい学校だと感じます。
実習での体験などを通して自分が思い描く看護師を目指して一緒に頑張りましょう!! |