学校評価
1.自己評価
小樽市立高等看護学院自己評価について
平成14年3月の「専修学校設置基準」の改正により、専修学校は教育活動等の状況について自己点検および自己評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならないと定められました。また、平成23年3月には「看護師等養成所の運営に関する指導要領」の改定により、養成所は教育活動その他の養成所運営の状況について、自ら評価を行い、その結果を公表することとなりました。そこで当校においても厚生労働省の指針である「看護教育自己評価指針」評価一覧を基に、自己点検・自己評価を行っています。北海道看護教育施設協議会で作成した評価表(教育活動を対象とした9カテゴリー)を使用し、在職している教員に対して実施しました。回答率は100%で、カテゴリーごとに平均値を図示したものを以下に示します。
看護教育自己評価項目 | 2022年度 看護教育自己評価項目 評価結果 |
I.教育理念・教育目的 | 4.4 |
II 教育目標 | 4.5 |
III 教育課程経営 | 4.2 |
IV 教授・学習・評価過程 | 4.1 |
V 経営・管理過程 | 4 |
VI 入学 | 4.4 |
VII 卒業・就業・進学 | 3.8 |
VIII 地域社会・国際交流 | 2.9 |
IX 研究 | 2.4 |
以上の結果から、Ⅰ~Ⅵは3.8以上でしたが、これは新カリキュラム導入のため、項目に関する事項が改善されつつあることが影響していると考えます。しかし、Ⅷ・Ⅸは昨年同様3.0以下であり、取り組みを考慮していく必要があると考えます。また、国際交流が進んでいる中、学生の視野を広げる授業等の学習機会の創出など、今後検討していく必要があると考えます。地域社会との交流については、今年度は新カリキュラム導入2年目となり、地域との交流を更に実施していく予定であるため、改善を目指して努めていきます。
Ⅸ.研究では、Ⅲ.教育課程経営の前半部分、Ⅳ.教授・学習・評価過程の結果から、授業への取組み、授業改善など教職員の教育に対する意識は高いものがあると考えますが、Ⅲ-19の結果にあるように、研究活動としては実務が多忙な状況であり、取り組めていない現状と推察できます。業務改善など、現状の業務の見直しを行い、教員が研究活動に取り組めるような土台作りを行っていく必要があると考えます。
2.授業・実習アンケート(学生による評価)
授業・実習について各項目ごとに学生へアンケート調査を行い、評価を行っています。
3.学院関係者評価委員会
学院の自己評価の結果に基づき、第三者の立場から評価・意見をいただき、その評価・意見を尊重して、教育活動等の向上及び組織の活性化に活用する目的で設置しています。
小樽市立高等看護学院関係者評価委員会設置要綱 PDF60KB
関係者評価委員会 委員からの意見について PDF140KB
学院関係者評価委員会の委員構成
前職又は現職 | 任期 | 備考(学校と関連する経歴等) |
実習先病院 看護部長 |
1年 | 外部人材 臨地実習施設の関係者 |
実習先病院 看護部主幹 |
1年 | 外部人材 本校卒業生の代表者 |
市内公的病院 事務部部長 |
1年 | 外部人材 その他学院長が必要と認める者 |
看護師国家試験合格状況
当看護学院では高い合格率を保っております。
卒業年・月 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 |
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当学院合格率 | 100% | 100% | 100% | 93% | 96% | 100% | 100% |
全国平均 | 88.5% | 91% | 89.3% | 89.2% | 90.4% | 91.3% | 90.8% |
卒業生の進路状況
約半数の卒業生は、小樽市立病院に就職しています。その他、札幌市をはじめ、道内外の大学病院、総合病院への就職や、進学についても、大学(看護)への3年次編入、保健師・助産師学校へ進学する卒業生もいます。
最近の主な就職先
小樽市立病院、北海道立子ども総合医療・療育センター、北海道大学病院、天使病院、小樽協会病院